バリウムを始めて口に入れたのは中学校2年生だった
近所の胃腸科内科医院の検査室は殺風景な上に寒かった記憶がある 親が同伴しなかったので結果は当然自分が聞いて親に報告した
「胃が花模様と言われた」
胃の粘膜にはスイカのような縞模様があるが当時の私の胃は花模様だったらしい 要するに胃の粘膜が荒れ放題だったのだろう
「だからあんたは面倒くさい」
母親の反応は如何にも面倒くさそうだった フルタイムで働いていたせいもあっていつも忙しい人だった 母親は私には興味が無く逆に姉とは一卵性親子、愛玩子と搾取子の構図ってヤツ、毒親問題にはよく登場するケースでもある
中学2年生女子の検査に付き添わず結果もいい加減に聞くような環境だから胃がやられるんだ…という恨み辛みは既にない、こんなことで自分の人生を棒に振るのは馬鹿げていると思うようになった 数十年かけて自分を再構築してきて今が一番楽しいと感じている 心理学のお蔭様
さておき…
胃がやられるタイプは一生胃がやられ続けると私は思っている
潰瘍は一晩でできる 胃が反応するタイプなのだから仕方ないと割り切って注意と観察は怠らない方がいい(=って考えも実はヤバいかもね)
長年付き合っていると先手を打てるようになる、メンテナンスできるようになる、あるいは程度が軽くなる手段を身につけていく
リラクゼーション マインドフルネス 瞑想
それから認知行動療法は効果がある 思いクセを修正するとストレス度が下がる
経験からオススメ 一応プロだけどね…
公務員を辞めてから健康診断を受けなくなった 難病の受診は定期的だし血液検査は毎回あるしたまにレントゲンも撮る 毎回検診のようなものだからという理由もある
とは言え…
ガン検診は必要かと思い直し今年はあれこれ市町村主催(?)の市民検診を受診している 胃がん検診は胃カメラ選択 15年来お付き合いの内科に行ってきた 胃カメラは得意だから…完全に油断してしまった
「やりおった…」(失敬発言)
ここからは個人の感想です
十二指腸までやるのか?
空気入れすぎやん…げっぷ我慢できませんが…
有難いことにすごーーーく丁寧だけど~~~
カメラが動くの分るぞ~
集団検診の胃カメラより時間が長い!長いぞ~
痛いぞ~
そろそろ限界!の絶妙なタイミングで終了
Dr.:「いつも協力的でありがとうございます」
わたくし:「ぜーぜーぜー ありゅがとうぎょざいます…」
いやいやいや…胃カメラは得意なんだ
大丈夫、だいじょうぶ と自分に言い聞かせておこう
信頼しているDr.、胃カメラの操作は素晴らしく負担がないはず 5年ぶりの検査だったんだ…身体の記憶も薄くなっているに違いない…ってことにしよう…
時間に余裕がある時はあのワインが美味いとか、スコッチならこれが良いとか話しているDr.と患者の関係 心配してくれたに違いないと思いたい
とんだ勘違いかもしれませんが…
そんなこんな…