セミリタイヤ 時々○○…

あれこれいろいろ半分降りてみた 3歩くらい下がって思うこと

HSP とか、多様性とか、心の宝さがしとか

一時「HSP(Highly Sensitive Person)」が妙に流行った
いや…今でもか…
Google先生に聞いてみたらHSP大渋滞中

気になる方は是非こちらを
※参考:エレイン・アーロンの著書『非常に敏感な人』

エレイン・アーロンのホームページ The Highly Sensitive Person

「とても敏感な人」「非常に繊細な人」「感受性が強い人」
というカテゴリが出来上がっていて
この傾向を専門にしているセラピストが沢山いるってことです

※HSE:Highly Sensitive Extroversion 外向的HSP
社交的な部分と繊細な部分を持ち合わせる 高い社交性があるがゆえに、人と会う機会が多かったり交流をし過ぎたりしてしまい、刺激を受けすぎて疲れてしまう 
※HSS:High Sensation Seeking 刺激追求型内向的

内向的で刺激を避けて静かな生活を好む人が多い一方で、外交的で刺激を求める
産業労働の世界のHSE:Health(健康)・Safety(安全)・Environment(環境)があります
こちらは安全で健康的な生活ならびに職場での事故やけがの防止、環境負荷の低減が目的

先に言ってしまう、私は該当してます
HSP診断テストでは間違いなく該当するし、更に外向き傾向がある少数派(HSE)だそうだ
HSSという説もあるけれど人間の特性が機械のようにスパッと分けられることもない どちらもあるのでしょうねぇ…

苦労話を少しだけ…
心理的な過敏さもあるけれど身体的な過敏もある 大音量が苦手で映画館では耳に綿球を入れて音量調整、サングラスは必需品、紫外線対策だけでもない、音も光も頭痛の種になる。匂いも同じアロマの独学は時期防衛の意味もある

心理的な話は今更言っても何が変わるワケもないので…
と言うか…
手当はもう充分やってきて、話して癒されるモードでもなく
もう思い出のアルバムに貼ってしまった気がしている

「情報が入り過ぎ想像・妄想が豊かで、その情報があたかも自分の事のように感じて心を痛めるタイプ」
特別なビョーキではなく個人の特性、キャラ、個性と考えるべきであろう

とエラそうに言っても、私がHSEを克服したワケでもなく、どう付き合うか自分で探して磨いてきて、何がどうなったら手当しないといけないか理解している(つもり)故に対策ができている
心理学のお陰様

 

私の面倒臭い特性は「HSE」という名前があって解説もある
だから楽なのである
自分にとっても、社会生活を送るのにも使える
「私はHSEってヤツらしくて、面倒くさくてすみませんね~」
と言える…これもHSEの特性らしいが…

 

とある特性を持っているけれどナニカ分からない場合
とある特性を持っていること自体「変」でしかない
とある特性を持っている自分が「悪」に変換され苦しむ

昭和に育った年代なら間違いなく「変な子」で強制修正させらたに違いない

心の問題は時代背景を考えないといけません
昭和の子供と平成の子供と令和の子供は違います

さておき…

自分が「変」だと思いながら社会で普通に生きていくのは大変なエネルギーが必要です
そのエネルギーが枯渇して、キレたり、籠ったり、遠ざかったりする
それはそれで大切なんだけどね…

エレイン・アーロンさんのHPには
「この特性は新しく発見されたものではなく、誤解されてきたものです。」
と書いてあります

感受性が高い、神経質、変り者、
私の住む地域では「神経たかり」と言って扱いにくい人認定されてきたワケ
周りから言われ続ければ本人もそう思いこんでいく

生きにくい人は生きにくい人になるように育ち、今に至っている

アーロンさんの言うように誤解され、仕方なく生き方を修正してきたタイプがいる
それから、修正を拒んだか修正が馴染まず混乱したまま成長したタイプ
もうひとつ、「HSP」が認知され自己認定して社会から積極的に離れたか、馴染めないまま生きているタイプ(このタイプはこの先の生き方は注意しないと…)

私はこう考えている

 

だから???

 

あとは自分でどうするか決めないといけない
決めたら躊躇なくそうしないといけない

世の中では個性とか、多様性とか言うけれど
自分の特性が万人に理解され、
受け入れてもらえるとは思っちゃいけない

だからと言って
閉鎖的コミュニティを作ってその中だけで棲息しようとするのは、何かを放棄しているようにも見える 誰でも何もかも全く否定されずに存在できるならそこが楽園でもある
ただし、その外に再び出るのは困難だ

自分が他の人の事をこんなに感じているのだから、相手もいくらかは分かってくれるはず…のような期待はしない方がいい 相手は分かってないと感じて更に辛くなる自分の特性に付箋を貼っておこう!

自分が世の中の刺激に対して敏感で軟弱であって耐えられないように
誰にでも苦手でお手上げなことがある

誰かにとってはこのタイプは「宇宙人」でしかないと知っておこう
宇宙人VS宇宙人なら 大きな意味でお互い様です

 

社会で生きていくなら

扱いにくい人が優先されると勘違いしない方がいい
扱いにくい人同士でコミュニティを作って他を排除しないほうがいい
敏感なことを特別な才能にして訳の分からないことを大声で言わないほうがいい

コモンセンスを知っておこう
Common Sense:社会生活をする上で、誰もが知っているべき共通の認識、あるいは、思慮、分別、良識など倫理的な事柄

もちろん、自分を諦めないほうがいい
自分のコミュニケーション法を鍛えるほうがいい
もともと感性は特別なのだから磨きがいがあるはずだ

それから、
分かり合えないのなら、分かり合おうと努力しない方法もある
最後はひとりでやっていく割り切り、覚悟があるといい
うむ…これは特別なタイプだからという限定的な話ではない
人間関係に行き詰まったら自ら去る覚悟も必要になる


むしろ、HSP気質は自分の世界は豊かだ
胸を張って内向きになっていい
内と外の境界を鍛えよう
ソトヅラを鍛えよう
ペルソナ(仮面)は悪じゃない

 

私が一番大切だと思うのは
自分の世界に自信を取り戻すこと
概ね成長する過程で自信がすり減っているんだ

心の宝探しと私は言ってる
お宝はたくさんある

自分の心を耕すことが出来るのは自分しかいない
自分の心にあるお庭は人と違うと知っておこう
知ったうえで耕していこう

人は再生する
自分を再構築できるんだ