繋がる つながる ツナガル
というナニカが流行った頃がある
私が主宰していたルームでは
「ツナガル傾聴講座」なる聴く講座があった
スキルに拘らない話の聴き方の実践講座です
個人的に流行に乗ったつもりは無かったのだが
受取側の解釈は様々だった
この講座で一番困ったのは「つながる」の解釈
（○○と）ツナガル の○○は何かということだった
つながる とは 動詞 ラ行五段活用・文語四段活用とある
何かと何かが 結びつく 継続する つらなり続く と言う意
自分と自分が繋がる/相手と繋がる/「今、ここ」と繋がる
私が言いたかったことはこんなことだったが…
タマシイとツナガル カミとツナガル
一部でこんな解釈があって愕然としたことがある
「スピリチュアル」って言葉が一人歩きして
この国独自のサブカルっぽい精神世界的なコミュニティが
あちらこちらで元気だった頃でもあったし
私自身、シャーマニズムの本質を広めたいと考えて
あれこれ模索していてイベントを張ったりしていたから
そんな傾向の人達が集まってきたのかもしれない
今となって自分の在り方の反省もしている
さて、つながる/繋がるって何だろう…
カウンセリングを通して感じることは
アタマとこころ 思考と感覚 が離れている方が多いということ
今、ここの自分が何を感じているのか
知識と常識、経験から分析、判断し
己を納得させようとしている方が多く
しかも、自動スイッチのルーティンになっていて
無意識にそうなるので自分ではどうにもならない
こんな状態
（若い頃の私は間違いなくこの状態だった）
ということで…
『自分には何かが足りない』
『何かは分からないがいつもモヤモヤしている』
息苦しいとか
生きにくいとか
何か違う というような悩みを抱えている
自分の感覚と距離がある 優しく言えばこうなるが
自分の感覚を分離しアタマで生きている
実感を伴わない生き方をしていると言える
でも、この生き方について良い悪いの判断はしないこと！
こういう生き方を選択しなければならない歴史があったのではないか
この生き方がBESTな理由があるはずだ
さておき…
充分力を発揮できるはずの大人の自分がいる
いろいろな経験を積んで知識も常識も蓄積した
だというのに
こんな生き方は嫌だ！
と心どこかで…
いやいや…うまくいかない出来事がある度に心が叫んでいる
ということなら…
自分の実感を感じると好転しますよ…
答えはこれだけです
アタマの言葉を脇に置いて…
そもそも、アタマの言葉は学習されてモノだったり、
近しい誰かのコピーだったり、
古めかしいジョーシキだったり、
根拠不明のスローガンだったり
自分のモノではない、実感とはほど遠いもの
自分のエッセンス・本質を不自由にしている要因
だから、脇に置く
まずは、
自分の内側に起こってくる意味不明を言葉にしてみる
アタマは意味不明にしておきたいと考えてますよ…
邪魔されないように脇に置いておく
根拠不明を聴いてみる
内側はワンダーランドで自由だから根拠は要らない
根拠をつけたいのはアタマです
意味不明、根拠なしでも
そうだったんだ…
と腑に落ちたり 納得したり すっきりしたりもする
実感と繋がる
アタマじゃなくて内側との対話力
こんな時代にあるといいと思います…
