「庭いじりは瞑想である」
ヘルマン・ヘッセ ・庭仕事の愉しみ
ヘッセの植物愛、洞察力に唸ります
本格的な庭仕事にあこがれつつ、日光アレルギー/その他アレルギーで長時間の作業ができないジレンマ、しかし!これがシグナルになって無理しないで済んでいるってことでOK!にしておこう
GWの庭仕事 まずは草むしりから
難病の悪化で役人を辞め庭仕事をはじめた
「庭仕事の愉しみ」の影響が大きいと思う
ヘッセの足元どころか、例えにするのも気が引けるのだが…
とにもかくにも時間が過ぎるのが遅いし、どうにもならない現実に向き合うにしても何から向き合えばいいのかわからなかったのだろう
蔵書の植物図鑑や写真集、ガーデニング関連の本を読み漁って、唐突にバラ栽培を始めてしまう
手間がかかる方がいい、結果が分かりやすい方がいい、1年中かかわれる方がいい、何年もお付き合いがあるのがいい 言い訳は沢山ある 本当はどうだったのだろう?
今となってはよく分からない 笑
とにかく!
心理学と庭仕事、私にとっては絶妙な組み合わせだった
アタマの中は理論と庭のことでいっぱいなら良かったんだ
庭仕事・ガーデニング関係の本は基本的に関東の気候に合わせてあるので、そのまま作業ができない 故にあれこれ工夫するようになる、この作業が現実逃避に丁度良かった
植物や土を手指で感じる
気温、風、陽の光など庭の状態を身体で感じる
マインドフルな時間
傷ついて疲弊した心が自分を取り戻す時間だった
心が疲れた時、海や山へ行きたくなるのは
癒される場所をDNAが知っているんじゃないか…
と本気で思う
人は人生のどこかで徹底的に自分と向き合わないといけない時期がある
そう私は思っている
向き合わなくてもいいラッキーな人は稀です
私は庭仕事を通して自分と向き合っていた
それからフォーカシングを実践することで自分の再構築が出来たと思っている
崖っぷちに立っている時はアタマで考えた立派な答えは役に立たないんだ
自分の内側の飾りない言葉を真直ぐ受け取ってからだに響かせてみないと分からない
私は社会からドロップアウトしている自分を随分深く嘆いていた
病状の悪化を恐れていた
飄々とした難病患者に見えて本当は精神的にボロボロ
心の奥で必死に耐えていた自分を知った
でも、それでいいんだ どうにかできるワケでもない
答えはシンプル
ここにたどり着くと気持ちは明るくなった
戦っても勝てないなら勝たなくてもいい、でも負けない
負けなければいいっていいことです
そんなこんな