セミリタイヤ 時々○○…

あれこれいろいろ半分降りてみた 3歩くらい下がって思うこと

庭仕事とか、持病とか、

引退したら庭仕事をしよう
とずっと考えていた ヘミングウェイの「庭仕事の愉しみ」の影響が多分にあると思う。仕事と家事と子育てに忙殺された毎日からの妄想的逃避、あるいは心の拠り所になっていたと思う。

睡蓮鉢

引退したら…とは60歳まで公務員を勤め上げた後の事だったのだが、病弱が仇となって53歳で早期退職する。しかも、ベーチェット病の症状悪化で身体がままならない状態で辞めたものだから庭仕事どころではない。明日目が覚めるのか…と本気で考えながら布団に入る日々だった。

今となっては悪夢でしかない…

「治らないのだから、無理に治ろうとは考えてない」
と主治医に言って主治医が返す言葉に困った場面を思い出した。所詮、難治性の病気だし、完治しないなら期待はしない。自暴自棄になってそう言ったのでもない。症状が軽くなり一般的な生活に戻って現状維持できるならそれでいいんじゃないか、という意味だ。

健康とか、仕事とか、職場での人間関係とか無くなったものは沢山ある。無くなったのだから無くなったものに執着しても良いことはない。そんな風に思う自分がいる。ないものねだりをしても仕方あるまい。自分の生育歴が鍛えた割り切り法なのだがこんな場面で役に立つのか…と後で気がついた。

人生に無駄なことはないな…

関節痛はある。だけど毎日ではない。冬でも暖かい日は普通に動ける。さて、庭仕事をしようじゃないか!後で寝込まない程度にやっておこう。

ヘミングウェイの庭に比べたら「庭」と言えない広さ、それでもやることは結構ある。
目の前にあることでさえ出来なかった時期もあるんだ。

春を妄想してとりかかろう

 

そんなこんな